慢性疲労症候群の診断の鍵特定 大阪市立大など

2016/10/18 11:05
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 強い倦怠(けんたい)感や睡眠障害が半年以上続く「慢性疲労症候群(CFS)」の診断指標となり得る血中の物質を特定したと、大阪市立大や理化学研究所などのチームが18日までに明らかにした。成果は英科学誌電子版に掲載された。

 チームによると、CFSは原因不明で、特徴的な身体異常が見つからないため診断が難しく、国内の推定患者は約30万人とされるが、治療法は確立していない。

 血中物質は4種類あり、測定することで、迅速で高精度な診断や発症のメカニズム解明につながる可能性があるという。

 チームは、いずれも日本人のCFS患者67人と健常者66人を対象に採血し、病気に関連するとみられる物質を広く解析。

 その結果、細胞でエネルギーを生み出したり、アンモニアを解毒して尿素にしたりする代謝機能が、患者は、健常者に比べて低下していることが判明。これらの機能に関わる血中の4種類の代謝物質の比率が、患者の判別に有効なことを突き止めた。

 チームの理研ライフサイエンス技術基盤研究センター(神戸市)の片岡洋祐チームリーダーは「もっと多くの患者や外国人にも適用できるか今後検証し、一般の医療機関で診断できるシステムを構築したい」と話した。〔共同〕

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