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仕手集団元代表ら逮捕 株価つり上げの疑い、東京地検

大証1部に上場していた化学メーカー「新日本理化」の株価を不正につり上げたとして、東京地検特捜部は17日、無職の加藤●(日の下に高)容疑者(74)=東京都港区=ら3人を金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで逮捕した。加藤容疑者は1970年代からバブル期にかけ、巨額の資金で株式相場を動かした仕手集団の元代表。特捜部は3人の認否を明らかにしていない。

関係者によると、加藤容疑者はインターネットのサイトに実名でコラムを掲載。新日本理化を含む4銘柄について株価が上昇するなどと書き込んでいた。これらの株式を売買し、計約60億円の利益を得たとみられる。

ほかに逮捕されたのは加藤容疑者の妻で無職の幸子容疑者(74)=同、長男で大阪大大学院助教の恭容疑者(36)=大阪府豊中市。

3人の逮捕容疑は共謀し、2012年2月15日~3月2日、新日本理化の株価をつり上げるため大量に高値の買い注文を出すなどした疑い。同社の株価は871円から1297円に上昇した。

特捜部によると、加藤容疑者らは証券会社7社に幸子、恭両容疑者ら4人の名義で口座を開設。(1)取引開始前に価格を設定しない買い注文を大量に出して、始値をつり上げる(2)取引時間中に高めの価格を設定した買い注文を大量に出して約定させる――などの方法で株価をつり上げていた。同社株の買い付けに投入した資金は30億円近くに上るもようだ。

証券取引等監視委員会は今年3月、サイトに虚偽の情報を書き込んだとして、加藤容疑者の関係先を金商法違反(風説の流布)容疑で強制調査した。特捜部は同容疑での刑事責任追及も視野に捜査を進めるとみられる。

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