2017年11月18日(土)

桜島噴火、避難長期化に備え 鹿児島市

2015/8/17付
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 気象庁は17日、噴火警戒レベル4(避難準備)の鹿児島市・桜島で、山体の膨張を示す地殻変動が続いているとして、引き続き厳重な警戒を呼び掛けた。市は避難が長引く事態も想定。避難所に保健師を常駐させて健康管理に力を入れているほか、環境が快適な島内外の宿泊施設に移動してもらう案も検討している。

 気象庁によると、17日に観測した火山性地震は17回で、15日(1023回)、16日(71回)から減少。ただ、昭和火口と南岳山頂火口から3キロの範囲は大きな噴石、火砕流が及ぶ噴火が起きる恐れがあり、雨天時は土石流にも注意が必要としている。

 京都大防災研究所の井口正人教授は17日、いったん活動が落ち着いた後、爆発に至った過去の例があるとして「むしろ噴火に近づいたと考えた方がいい」と指摘した。

 市は、島の3地区計51世帯77人への避難勧告を維持。島内2カ所の避難所に身を寄せている約30人は大半が高齢者で、保健師が朝夜の2回、血圧を測って経過を記録するなど、細かい体調変化に気を配っている。

 17日に血圧測定を受けた竹之内ミチ子さん(81)は「体調に不安があるので、診てもらえてうれしい」とほっとした表情で話した。

 避難所では施設内の畳に毛布や座布団を敷いて寝ており、住民らは17日、見舞いに訪れた森博幸市長にベッドや冷蔵庫、洗濯機の設置を要望した。〔共同〕

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