奨学金返還者を延滞扱いで登録 日本学生支援機構
独立行政法人日本学生支援機構は17日、奨学金の延滞経験者のうち、返還した632人を誤って延滞者扱いのままにしていたと発表した。その結果、26人がローン契約を結べなかったり、クレジットカードを作れなかったりした可能性があるという。
奨学金返還を3カ月以上延滞した人の情報は全国銀行個人信用情報センターに登録され、金融機関がローン契約などの際に照会することがある。同機構によると、2014年10月~15年9月、誤った情報が金融機関などに提供されていた。
同機構は「委託先のシステム会社のプログラムに誤りがあった」と説明し、誤登録を謝罪した。