地下送電線、1400キロが旧式 過密な空間が更新阻む
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東京都心を含む58万戸が巻き込まれた12日の大規模停電は、埼玉県内の送電設備で起きた火災がきっかけだった。送電線は設置から35年が過ぎた旧式のタイプで、東京電力は漏電が原因とみて調べている。東電管内ではなお1400キロメートル分の送電線が旧式のままで、切り替え工事も進んでいないのが実態だ。
「35年以上も同じケーブルを使い続けながら劣化を見抜けなかった」。大停電の翌日、世耕弘成経済産業相は東電ホールディングス
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