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10億円不正引き出しか 容疑の台湾人4人逮捕

中国で普及している「銀聯カード」の偽造カードなどを使い、日本国内のATMから不正に現金を引き出したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は17日までに、住所不定の無職、陳政憲容疑者(22)ら台湾籍の男4人を窃盗容疑などで逮捕した。

捜査関係者などによると、4人が関与したとされる分を含め、全体の不正な引き出し額は10億円に上る可能性があるという。同隊は海外の犯罪組織が関与しているとみて実態解明を急ぐ。

陳容疑者の逮捕容疑は10月25日、東京都品川区にある大手銀行のATMで、銀聯カードの偽造カードを使い、現金計45万円を引き出した疑い。

同隊によると、4人は銀聯カードの磁気テープ部分を偽造したカードや他人名義のカードを使用。デビットカードの機能を使い、中国の銀行口座にある預金を、日本国内のATMから引き出していたという。

捜査関係者などによると、銀聯カードを使った不正な引き出しは今年春以降、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などのATMで確認されている。不正に引き出されたのは中国の銀行二十数行の口座にある預金だった。

警視庁は5月から11月にかけて4人を逮捕。「台湾で指示役に現金の引き出しを頼まれた」と供述、来日後に指示役から偽造カードなどを渡されたという。同庁が4人から押収したカード計約200枚のうち、約70枚が他人名義で、約130枚が偽造だった。こうしたカードを使った不正な引き出しのうち、計約1605万円分を立件した。

銀聯カードを使ったカード決済サービス大手「中国銀聯」によると、同カードは中国などで約58億枚が発行されている。訪日外国人の増加を受け、日本の金融機関も対応するATMの数を約8万台に増やした。

今回の不正引き出しを受け、各銀行は7月、一斉に銀聯カードの現金引き出し上限額を引き下げている。

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