【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)のチームは16日、火星で活動中の無人探査機キュリオシティが大気中のメタンや岩石中の有機物を初めて検出したと発表した。メタンの多くは地中の鉱物や落下した隕石(いんせき)の化学反応で生じたとみられるが、チームの研究者は「微生物などの生物に由来する可能性も完全には否定できない」としている。
地球上ではメタンは主に生命活動に伴って発生する。だが、300年しか安定して存在できないため、火星で大量に検出されれば、有機物と並んで生命活動の証拠になると考えられている。
チームは2012年8月に火星のクレーターに着陸したキュリオシティの観測データを分析。火星の薄い大気中に微量のメタンが存在し、13年末と14年初めにはキュリオシティ周辺の濃度が10倍近くに上昇していたことを確かめた。
上昇時の濃度は鉱物や隕石から出たメタンだけでは十分に説明できず、局所的に地中にたまっていたものが放出された可能性がある。チームはどのような化学反応がメタンを生み出すか詳しく調べることにしている。
初割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が最長2月末まで無料!