西日本一帯で1968年に起きた食品公害「カネミ油症」の患者約1400人を対象に、厚生労働省が行った2015年度の健康実態調査で、約75%の患者が「日常生活で悩みやストレスがある」と回答したことが、17日までに分かった。
調査は12年9月に施行されたカネミ油症の被害者救済法に基づき昨年4~6月に実施され、今回が3回目。35都道府県の1441人(男性685人、女性756人)が回答した。調査時点の平均年齢は64.4歳。
日常生活における悩みやストレスについては76.3%が「ある」と回答。最も気になる原因としては「自分の病気や介護」を挙げた人が最も多く32.1%に上った。「収入・家計・借金」が13.6%、「家族の病気や介護」が12.2%と続いた。
自由記述では「めまいが続いている」「将来、体にどう影響するのか不安」「少しでも効果のある治療法を教えてほしい」などの声が寄せられた。
カネミ油症は、カネミ倉庫(北九州市)が製造した食用の米ぬか油にポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類が混入、油を使って調理したものを食べた約1万4千人が全身の吹き出物や内臓疾患などの健康被害を訴えた。〔共同〕
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