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不整脈の薬、認知症にも効果 長寿研などマウスで実験

国立長寿医療研究センター(愛知県)や理化学研究所(埼玉県)、同志社大(京都府)などのチームは17日までに、不整脈の治療薬がアルツハイマー病で起こる脳の神経細胞の減少を防ぐ効果があるとのマウスの実験結果を英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。

この薬は不整脈や気管支ぜんそくの治療に使われる「イソプロテレノール」。チームの高島明彦・同センター分子基盤研究部長は「認知症の進行を止める世界で初めての薬になるかもしれない。人での効果をできるだけ早く明らかにしたい」と話している。

アルツハイマー病の患者では、神経細胞の中で「タウ」と呼ばれるタンパク質が異常に集まり、細胞が死んでしまうことが知られている。

チームは特定の構造を持つ薬剤が、タウが集まるのを抑えることを発見し、同じ構造を持つイソプロテレノールに着目した。

タウが過剰に作られ認知症のような症状を起こすマウスは通常、3カ月後に神経細胞が11~28%減少するが、餌に混ぜて投与したところ、3カ月後でも減少しなかった。脳機能の低下や行動の異常も抑えられた。

アルツハイマー病の患者の脳で異常に蓄積するタンパク質「アミロイドベータ」を標的とした薬の開発も進められているが、症状の進行を止める効果が証明されたものはないという。〔共同〕

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