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にぎわう「ノーベル街道」 国道41号沿い、梶田さん物理学賞で

国道41号の富山市から岐阜県高山市までの約90キロは、今年のノーベル物理学賞に決まった東大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(56)が富山市に自宅を構えるほか、受賞者4人とゆかりがある。富山県は「ノーベル街道」と命名。街道沿いでは、これまでも官民一体でイベントを催すなどしてPRしてきた。梶田さんの受賞決定を機により活性化させたいと意気込む。

梶田さんが素粒子ニュートリノの質量を確認した観測装置スーパーカミオカンデがある岐阜県飛騨市神岡町。道の駅「スカイドーム神岡」は装置の模型を展示している。受賞決定後、記帳台も設け、担当者は「普段より来客があり、県外ナンバーも多い。展示を目当てに来たのでは」。梶田さんの行きつけとされる富山市の温泉施設には、受賞を祝う垂れ幕が掲げられるなど、街道沿いは祝賀ムードに包まれる。

富山市は化学賞の田中耕一さん(56)の出身地で、生理学・医学賞の利根川進さん(76)が小中学校時代を過ごした。南に下った飛騨市では、梶田さんの師である小柴昌俊さん(89)も研究。化学賞の白川英樹さん(79)は小学校から高校までを高山市で過ごした。

2002年に小柴さんと田中さんが受賞した際、富山県がノーベル街道と名付けた。もともと国道41号は富山特産のブリを運ぶ「ぶり街道」と呼ばれ、出世魚のブリにあやかり「出世街道」の異名も。「名前の通り、研究者も出世した。自然豊かな環境が創造的な発想を生んだのでは」と県観光課賑わい創出班の小栗清勝班長は話す。

今月18日には、街道の歴史をたどる「ぶり・ノーベル街道ウオークツアー」が開かれる。03年に始まり、今回は飛騨市神岡町での開催だ。小栗さんは「6人目、7人目と続いてノーベル街道が盛り上がってくれれば」と期待を寄せる。〔共同〕

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