2019年1月22日(火)

熊本地震、M7.3の「本震」 死者計41人に

2016/4/16 20:01 (2016/4/17 2:01更新)
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16日未明から午後にかけ、熊本県熊本地方を中心に最大震度5弱~6強の地震が相次いだ。熊本県によると、14日以降の死者数は計41人となった。震源域は大分県など3カ所で、被害は九州各地に広がった。気象庁は16日未明のマグニチュード(M)7.3の地震が「本震」で、その後の地震に関係した可能性があるとみている。規模が大きい余震が多発しており、復旧が長引けば日本経済にも影響が及ぶ。

雨対策で屋根に上り、ブルーシートをかける人たち(16日午後、熊本県益城町)

雨対策で屋根に上り、ブルーシートをかける人たち(16日午後、熊本県益城町)

M7.3の地震は午前1時25分ごろに発生し、熊本市で震度6強を観測した。その後震源域は北東に移動し、熊本県阿蘇地方や大分県を震源とするM5~6クラスの地震が相次いだ。M7.3の本震が、他地域の地震活動を誘発した可能性がある。気象庁は当初、14日夜の地震(M6.5)を本震としていた。

気象庁によると、M6クラスの直下型地震の後、規模が上回る本震が起きたのは1885年の観測開始以来初めて。記者会見した橋本徹夫・地震火山部地震予知情報課長は「前例のないことで驚いている」と述べた。今後の余震については「地震活動は非常に活発で、全般的な見通しは立たない」とした。

気象庁によると、14日午後9時から16日午後11時までに観測された地震は計347回に達した。うち最大震度5弱以上は計14回。

避難所となった小学校の校庭で食事をとる人たち(16日午後、熊本市中央区の城東小)

避難所となった小学校の校庭で食事をとる人たち(16日午後、熊本市中央区の城東小)

被害は広がった。熊本県などによると、14日の地震による死者は益城町と熊本市の計9人だったが、新たに南阿蘇村や西原村などでも住民が倒壊した家屋の下敷きになるなどし、死者は40人を超えた。大分県や宮崎県、福岡県を含め、けが人は千人以上。避難者は熊本県や大分県などで9万人を超えた。16日午後から降り始めた雨で土砂災害が発生する恐れがあり、熊本県阿蘇市は一部地域に避難勧告を出した。

国土交通省によると、熊本、大分、宮崎の3県の少なくとも計17カ所で土砂災害が発生した。交通網も混乱している。南阿蘇村では道路が寸断され、阿蘇大橋が崩落した。九州自動車道や大分自動車道は一部区間が通行止め。熊本空港はターミナルビルに被害があり、航空各社は17日も全便を欠航する。

観光地としても知られる重要文化財の阿蘇神社も楼門などが倒壊。警察庁によると、南阿蘇村で旅館や民家など数カ所も孤立しているとみられる。

原子力規制庁によると、国内で唯一稼働している九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)のほか、運転停止中の九電玄海原発(佐賀県玄海町)、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)に異常はない。

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