2019年8月21日(水)

児童虐待 最悪の12万件 16年度、26年連続で増加

2017/8/17 13:21
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全国の児童相談所(児相)が2016年度に対応した児童虐待の件数は前年度比18.7%増の12万2578件(速報値)で、過去最多を更新したことが17日、厚生労働省のまとめで分かった。1990年度の集計開始以来、26年連続の増加。同省は、昨年4月の警察庁の通知を踏まえ、警察が児相への通報を徹底するようになったことなどが、増加の要因とみている。

児相に虐待を通告した人や機関は、警察が5万4813件の最多で前年度から42%増えた。配偶者(事実婚を含む)に子供の目の前で暴力をふるう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」について、警察が「心理的虐待」に該当するとして、児相に積極的に通報したためだ。

虐待の種類別では、面前DVなど子供に対して暴言を吐くといった「心理的虐待」が6万3187件(前年度比30%増)と全体の約半数を占めた。「身体的虐待」が3万1927件(同12%増)、育児放棄などの「ネグレクト」が2万5842件(同6%増)だった。

都道府県別では、大阪が1万7743件と最多で、東京が1万2494件、神奈川が1万2194件と続いた。最も少なかったのは鳥取で84件だった。

厚労省の担当者は、「児相の人員拡充や自治体との連携を進め、早期から虐待に対応できる体制を整えていきたい」としている。

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