拘置施設で勾留中に右目失明 国に5000万円賠償命令

2015/9/17付
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岐阜県警に窃盗容疑で逮捕され拘置施設に勾留中、適切な治療が受けられず右目を失明したとして、愛知県の30代の男性が約1億円の損害賠償を求めた訴訟で、岐阜地裁は17日までに、国と岐阜県に計約5千万円の賠償を命じた。

武藤真紀子裁判長は判決で、男性は県警の留置施設や岐阜拘置支所で糖尿病の合併症とみられる目の異常を訴えており、「国と県には早急に治療投薬や眼科医の診察を受けさせる義務があった」と認定。一方で「勾留中も高カロリーの食事を自ら大量に購入、摂取していた」と男性側にも一定の過失を認めた。

判決によると、男性は2006年に逮捕、起訴された。名古屋拘置所に移るまで眼科医の治療を受けておらず、糖尿病網膜症で右眼を失明した。

岐阜刑務所は「内容を精査し適切に対応したい」とし、県警監察課は「判決の詳細を承知しておらず、コメントは差し控える」としている。〔共同〕

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