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大学入試センター試験始まる 文系人気回復の兆し

2015年度大学入試センター試験が17日、全国690の会場で始まり、受験生たちは緊張した表情で各試験会場へと向かった。近年は就職に有利との見方から理系志向が続いているが、大卒者の就職環境に改善の兆しがみえることなどから文系の人気も回復傾向。社会のグローバル化を背景に受験生からは「留学して語学力を磨きたい」との声も上がる。

センター試験の開始を待つ受験生(17日午前、東京都文京区の東京大学)

東京都新宿区の高校3年の男子生徒(18)は東京大理科1類を志望する。「好きな化学に取り組める大学院に進み、ノーベル賞を受賞できるような研究者になるのが夢」という。英語が苦手教科で「センター試験では失敗しないようにしたい」と気を引き締めた。

理系学部の人気は今年も高く、河合塾が昨年10月に実施した全国模試では、文系の受験者が14万7千人と2013年より2千人減った一方、理系は2千人増え14万1千人だった。医療系学部を志望する横浜市の高校3年の女子生徒(17)は「放射線技師など就職に強い資格を取りたい」と話す。

一方、都立高校3年の男子生徒(17)は、教諭の勧めで2年次に理系のコースを選んだが、大学受験を前に文系志望に変わった。「就職環境が改善しているとニュースで知ったのがきっかけ。研究を長く続けるより、早く社会に出て仕事に打ち込みたい」と話し、一橋大経済学部を目指す。

駿台予備学校の野崎寿一・進学情報センター課長は「文系を希望する受験生の減少で難易度が下がったことも影響し、経済学部や法学部などの人気も今後一段と回復していくだろう」とみる。

国際系学部の人気も依然として根強い。東京都豊島区の男子生徒(18)は筑波大国際総合学類が第1志望。「大学では国際情勢を学びたい。留学して経験を積み、卒業後は海外で働く」という将来像を描いている。

文部科学省は大学入試改革の一環で、センター試験に代わる新共通試験「大学入学希望者学力評価テスト」(仮称)を20年度に導入する計画。専門家会議で詳細な内容を詰めたうえで17年度にプレテストを行い、19年度には「実施大綱」として具体的な内容を公表する方針だ。

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