両陛下、福島で住民と懇談 原発事故で全村避難の葛尾村

2016/3/16 21:49
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天皇、皇后両陛下は16日、福島県三春町の葛尾村役場出張所で、東京電力福島第1原子力発電所事故で全村避難を続けている同村の被災者代表と懇談された。同村の住民は三春町の仮設住宅で避難生活を送っている。

村で長年、日用雑貨などの商店を経営し、仮設住宅団地でも店舗を営む佐藤英人さん(75)が「帰村してからの経営環境は厳しいが、帰ってきた村民にとっては商店はなくてはならないと思います」と話すと、天皇陛下は「商店があれば地域の人たちは喜ぶでしょうね」と応じられた。

皇后さまは同じく仮設住宅団地で飲食店を経営する石井一夫さん(60)に「(仮設の店舗では)郷土料理は作れますか」と尋ねられていた。

天皇陛下は地域の除染作業の進捗具合や農産物の風評被害などについても質問し、最後に「この災害で苦労も多かったと思いますが、より良い地域が作られていくことを願っています」と述べられた。

両陛下は懇談後、郡山駅から臨時専用列車で仙台市に入られた。17、18日は宮城県内の東日本大震災被災地を訪問し、復興状況などを視察される。両陛下は震災発生以来、毎年東北の被災各県を訪問されており、福島県と宮城県は今回で5回目。秋には岩手県を訪問予定で、同県は3回目となる。

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