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バス運転手、経験不足か 軽井沢の事故

長野県軽井沢町でスキーツアーの大型バスが転落し14人が死亡した事故で、バス運行会社が事故時にハンドルを握っていたとみられる運転手について、経験不足を不安視し一般道を走らないよう指示していたことが16日、分かった。入社後の大型バスの運転経験が乏しく、技量不足のまま運転していた可能性がある。運行会社社長は同日、運行管理の不備を認め謝罪した。

軽井沢のバス転落事故を受け、記者会見で謝罪する運行会社「イーエスピー」の高橋美作社長(中)ら(16日、東京都羽村市)

運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)によると、事故時に運転していたとみられ、死亡した土屋広運転手(65)=東京都青梅市=は昨年12月に入社。研修を含め大型バスを運転したのは4回程度だったという。

土屋運転手は同社の採用面談時に「大型も何回も乗ったことがあるから大丈夫」と話したというが、同社は過去の勤務先に運転歴などを確認しておらず、慣れさせるため高速を運転させた方がよいと判断。16日に記者会見した同社の運行管理者の荒井強所長(47)は「一般道の運転はさせず、高速道路をやってもらおうと指示していた」と、経験を不安視していたことを明らかにした。

同運転手は和菓子製造や砕石販売などの会社を経て、バス運転経験は通算10年以上あった。ただ土屋運転手の過去の勤務先などによると、中型やマイクロバスの運転が多かったという。

観光会社で大型バスを15年運転した経験があるという運転手によると、大型バスは車体の重さなどから、ブレーキの使い方などで一定程度の経験が必要という。「経験が浅いと、ブレーキをかけても重さでバスが減速せず、パニックになることもある」と指摘。「大型バスの運転経験が4回程度だったとすれば、実務に就くにはあまりに少ない」と話す。

また、事故現場について「峠の下りの最後の緩いカーブなので、熟練した運転手なら事故を起こす場所ではない」とも指摘した。

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