2019年9月19日(木)

シリアで大量処刑か 米「火葬で証拠隠滅」

2017/5/16 13:33
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【ワシントン=共同】米国のジョーンズ国務次官補代行(中東地域担当)は15日の記者会見で、シリアのアサド政権が軍事刑務所で何千人もの収容者を違法に処刑し、遺体を火葬しているとの分析を発表した。火葬は処刑の証拠隠滅が目的との見方を示した。

ジョーンズ氏は「顔を背けたくなるような残虐行為だ」と非難。大量処刑の証拠を国際社会に提示する意向を明らかにした。また「残虐行為をやめさせるために(アサド政権の後ろ盾の)ロシアが圧力をかけることを期待している」と語った。

国際人権団体や米情報機関の情報に基づいた分析としている。

ジョーンズ氏によると、首都ダマスカス近郊にあるセドナヤ刑務所で1日に50人もの収容者が処刑されている。15年1月に撮影された衛星写真からは、刑務所に隣接する火葬場とみられる建物の屋根に積もった雪が熱で溶けていることも確認された。

ジョーンズ氏は、シリアで避難民保護を目的にロシア、トルコ、イランの3カ国で合意した安全地帯設置について、過去の停戦合意が機能しなかったことを踏まえ「懐疑的だ」とも言及した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは今年2月、アサド政権が反体制派の市民を少なくとも計1万3千人殺害したとする報告書を発表した。

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