琵琶湖の外来魚、回収箱で半減 ブルーギルなど「処理が楽」

2015/3/16付
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滋賀県の琵琶湖で、県が設置した外来魚の「回収ボックス・いけす」が駆除に効果を上げている。外来魚はピーク時から半減しており、県の担当者は「イベントなどを通して認知度をさらに高め、回収量を増やしたい」と話している。

回収ボックス・いけすは現在、湖岸沿い約100カ所に設置されており、回収したオオクチバス(通称ブラックバス)やブルーギルは焼却するか、魚粉にして飼料・堆肥化する。回収量は年平均15トンと安定している。

2月の休日に体長約50センチのオオクチバスを4匹、ボックスに入れていた大津市の50代の男性は「再放流できない魚の処理が楽になった」と話す。

ほかの対策の効果と併せて、琵琶湖の外来魚生息量はピークだった2006年の約1900トンから千トン近く減少した。

琵琶湖では近年、固有種であるコイ科のニゴロブナやホンモロコの漁獲量が激減し、それぞれピークの5分の1と28分の1に。ブルーギルの胃からモロコの稚魚が大量に見つかるなど、外来魚の影響が大きいとされる。

滋賀県は03年、外来魚の再放流を禁止する条例を施行。釣り上げた外来魚の受け皿として考えられたのが回収ボックスといけすだった。

県はさらに、ホームページなどで外来魚駆除釣り大会の自主的な運営を呼びかけている。東京、愛知、京都、大阪、兵庫の各都府県の学校や企業・団体が「外来魚釣り上げ隊」を組織し定期的に来県する。釣りざおの無償貸し出しもしている。〔共同〕

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