2019年1月20日(日)

ゼニガタアザラシ「準絶滅危惧」に 北海道で生息数増え

2015/9/16付
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環境省は16日までに、絶滅が危ぶまれる野生生物を分類した「レッドリスト」を見直し、北海道で漁業被害が出ているゼニガタアザラシを「絶滅危惧2類」から1ランク下の「準絶滅危惧」に変更したと発表した。四国地方のカモシカは地域的に孤立していて絶滅の危険性が高い「絶滅の恐れのある地域個体群」に新たに指定した。

北海道の襟裳岬から根室半島に分布するゼニガタアザラシは近年、生息数が増え、定置網を破って中のサケなどを食べる被害が問題化している。道によると、2014年度の漁業被害額は約1億1千万円だった。

環境省によると、現在は成獣だけで約千頭(推計)が生息し、シミュレーションの結果、今後100年間の絶滅確率は10%以下とされた。

ゼニガタアザラシは鳥獣保護法で希少鳥獣に指定されており、捕殺には環境相の許可が必要。今後、捕獲も含めた管理のあり方を検討する。

四国のカモシカは放置された人工林やニホンジカの増加などで生息環境が悪化、餌となる植物が減ったことなどから数が減少した。九州地方のカモシカもすでに、絶滅の恐れのある地域個体群と分類されている。

環境省はレッドリストをおおむね5年ごとに改訂してきたが、本年度からは生息状況の悪化などを考慮し、必要に応じて見直すことにした。〔共同〕

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