2019年1月18日(金)

キトラ古墳の天文図、4世紀中国で観測か 研究者ら新見解

2015/7/16付
保存
共有
印刷
その他

文化庁と奈良文化財研究所は16日までに、キトラ古墳(奈良県明日香村)の壁画(7世紀末~8世紀初め)の天文図について「4世紀ごろに中国の長安や洛陽で観察された星座の図を基に作られた」などとする研究者の新たな分析結果を明らかにした。

天文図は、石室の天井に描かれ、現存する最古の本格的な星図とされる。2人の天文学研究者が精密なフォトマップを基に星座の位置関係を統計学的に検討した。

観察位置や年代について、国立天文台の相馬充助教は「4世紀ごろに中国の長安や洛陽があった北緯34度地点で観測した」としたのに対し、中村士・元帝京平成大教授は「紀元前1世紀ごろ」と異なる見解で結論づけた。

文化庁は「天文学的な解析を得て新しい魅力が加わった」とし、飛鳥資料館(同村)の開館40周年を記念した特別展「キトラ古墳と天の科学」で紹介する。10月9日から11月29日まで同館で開催。

特別展では、天文図の複製陶板のほか、石神遺跡(同村)の具注暦木簡のレプリカなど、飛鳥時代の科学に関する資料が展示される。〔共同〕

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報