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老化物質、虫歯を阻む 阪大チーム解明

歯に蓄積した老化関連物質「AGE」の働きで、年を取ると虫歯の進行が遅くなる――。こんな研究結果を大阪大の三浦治郎助教(総合歯科学)らのチームが明らかにし、歯学専門誌電子版に16日までに発表した。虫歯への耐性を強めているとみられ、チームは「加齢と虫歯の関係性の解明や、AGEを利用する治療法開発につながる可能性がある」としている。

チームによると、AGEはタンパク質の糖化により作られる物質で、多くの種類がある。加齢に伴って体内に蓄積され、老化に関与するほか、糖尿病や腎不全などを悪化させる物質として研究が進んでいる。

チームは歯の象牙質と呼ばれる部分で、AGEが虫歯になっている所に多く蓄積していることを、蛍光現象を利用した特殊な測定法で詳細に観察するのに成功した。

分析を進めると、AGEが多い所は虫歯の原因となる酸や酵素を加えても歯が溶けにくかった。高齢者は象牙質にAGEが多く蓄積され、酸や酵素に対する耐性が強まるため、若年者よりも虫歯が進行しにくい傾向があるとみている。〔共同〕

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