2019年6月16日(日)

エイズ全感染者に抗ウイルス薬治療を WHOが新勧告

2015/10/16付
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【ジュネーブ=共同】世界保健機関(WHO)は16日までに、全てのエイズウイルス(HIV)感染者に抗ウイルス薬による治療を行うよう求める新たな勧告を発表した。国連が9月、2030年までにエイズの流行を終わらせる目標を設定したことを受け、対策強化に乗り出した。

エイズ治療は現在、複数の抗ウイルス薬を服用する多剤併用療法が一般的。13年に出された従来の勧告は、免疫力の目安となる「CD4」と呼ばれる細胞の数が、血液1立方ミリメートル中500以下になった時点での投薬治療開始を勧めていた。

新勧告は、エイズ感染が判明すればCD4の値に関係なく直ちに治療を開始すべきだとした。WHOは、早期の治療で感染者が健康に長く生きることができ、他人に感染させるリスクも軽減できると強調している。

国連が9月に採択した30年までの新たな開発目標「持続可能な開発目標(SDGs)」は、同年までにエイズの流行を終わらせることを目標の一つに掲げている。

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の推計によると、勧告通り実現すれば30年までに2100万人のエイズ関連死を防ぐことができるという。

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