医大学長、組幹部と面識 虚偽診断事件

2017/2/16 1:08
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刑の執行が停止された暴力団幹部を巡り京都府立医大病院(京都市)の医師が虚偽の診断書や意見書を作ったとされる事件で、府立医大の吉川敏一学長(69)が数年前から、幹部の暴力団山口組淡海一家の総長、高山義友希受刑者(60)と面識のあることが15日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警OBが2人を引き合わせたといい、府警は病院側と暴力団の関係を詳しく調べる。

捜査関係者によると、高山受刑者は2014年7月に府立医大病院で腎臓移植の手術を受けており、府警OBはこの直前に紹介したとみられる。

府立医大などによると、高山受刑者は保釈中の13年1月に初めて受診。同6月に京都地裁で恐喝罪などにより懲役8年の判決を受けた。14年2月から腎臓移植を前提とした治療を始めていた。

吉村了勇病院長(64)と別の医師が主治医を務め、「ウイルス性腎炎」など収監に耐えられない健康状態との診断書を作成。最高裁の上告棄却で、高山受刑者は15年7月に判決が確定したが、診断書に基づき収監されなかった。

一方、府警は15日午後も、府立医大病院が医師派遣などで協力する関係病院の民間大手「康生会武田病院」の家宅捜索を続けた。同病院の医師が、高山受刑者の不整脈が収監によって悪化するとの虚偽の報告書を書いた疑いを持たれている。

内藤和世病院長は「虚偽の診断内容を書くことはないと信じているが、捜索が入ったことを厳粛に受け止める」とのコメントを発表した。〔共同〕

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