夕方・夜のストレスに注意 体内時計乱れやすく、早大研究
朝よりも夕方や夜に受けるストレスのほうが、体内時計の乱れにつながる――。早稲田大の田原優助教らはマウスでの実験結果をまとめた。人でも同じ現象が起こるかどうかはさらに検証が必要という。成果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツに15日掲載された。
研究グループはマウスの遺伝子を操作し、体内時計の働きを光の強さで確認する手法で研究した。マウスが活動している時や寝込み始める時、寝ている時と時間帯を分けて、身動きが取れないケージでストレスをかけて体内時計がどのように変化するか調べた。
その結果、マウスにとって夕方にあたる時間帯にストレスを受けると体内時計が大きく乱れた。朝に相当する時間帯ではストレスをかけても体内時計はほぼ正常だったという。