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プラズマ照射で抗酸化成分増加 名大、イチゴで実験

名古屋大と愛知県幸田町は15日、低温プラズマを利用してイチゴを育てたところ、がんや老化予防に効果があるとされる抗酸化成分の「アントシアニン」が増加、収穫量も増えたと発表した。

プラズマは、原子を作る原子核と電子が高温下でバラバラに飛び回る状態。低温プラズマはそれを通常の温度で生じさせたもので、化学反応を起こしやすくする特徴があり、近年、医療や農業分野で応用が進んでいる。

研究チームは、幸田町内のビニールハウスに低温プラズマの照射装置を設置し、昨年9月から週に2、3日ずつ、苗に直接照射してイチゴを栽培した。収穫後に比較したところ、通常の方法で育てたイチゴよりもアントシアニンが約25%多く、収穫量も約20%増えた。

直接照射ではなく、低温プラズマを照射した乳酸入りの溶液を与えた場合も、照射しない溶液を与えたものよりアントシアニンが40~52%増えたという。

チームは、空気中の酸素がプラズマで分解され、量が多いと生物の細胞を損傷させる活性酸素が発生し、イチゴがその刺激に反応した結果、抗酸化成分が増えたとみている。〔共同〕

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