NHK会長「何が問題なのか」 ハイヤー問題の議事録で
NHKの籾井勝人会長が私的ハイヤー代金請求問題などで経営委員会から厳重注意を受けた4月28日の議事録が16日までに公表された。籾井会長が「納得できない」「何が問題なのか」などと反発する様子が明らかになった。
議事録によると、浜田健一郎委員長から注意を受けた後、籾井会長は「厳重注意を受けるいわれはない」と反論。会長の主張を大筋で認めた監査委員会の調査報告を経営委員会が了承していることを挙げ「われわれの中では終わっているはずですよ」「どこに私に責任があると書いてありますか」と訴えた。
浜田委員長は監査委の報告の中で会長の責任を指摘する部分を読み上げ、「NHKは民間ではなく、高い公金意識が求められる」と発言。最後は「厳重注意は経営委の総意です」と言って議論を打ち切った。〔共同〕