旧武富士側の逆転敗訴が確定 金融取引損失巡る賠償訴訟

2016/3/15 22:51
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武富士(現在は更生会社TFK)が、金融取引で生じた約290億円の損失についてメリルリンチ日本証券に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は15日、メリルリンチ側に約145億円の支払いを命じた東京高裁判決を破棄し、旧武富士側の請求を退けた。旧武富士側の逆転敗訴が確定した。

同小法廷は判決理由で、問題となった金融取引について「仕組みは必ずしも単純ではないが、メリルリンチ側のリスクの説明を理解するのが困難だったとはいえない」と指摘。説明義務違反は無かったと判断した。

一審・東京地裁は旧武富士側の請求を棄却したが、二審・東京高裁はメリルリンチ側の説明義務違反を認めて請求の半額の支払いを命じていた。

判決によると、旧武富士は2007年5月、金融取引により社債の金利負担を軽減できるなどとしてメリルリンチの提案する債権を購入したが、サブプライムローン問題の影響で08年に約290億円の損失が出た。

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