2018年11月19日(月)

天津爆発、消防士が証言 ずさんな管理の実態浮き彫り

2015/8/15付
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【北京=共同】「逃げ出した直後に最初の爆発が起き、地面にたたきつけられた」。中国天津市で起きた大規模爆発で、消火活動に参加した消防士(23)が中国誌「中国新聞週刊」に火災や爆発に遭遇した際の緊迫した様子を語った。

消防士は出火物が化学物質と知らずに放水による消火活動を行ったと証言した。専門家は、放水で化学物質が反応して大きな爆発につながった可能性を指摘。大量の危険物をめぐるずさんな安全管理の実態が浮き彫りになった形だ。

消防士によると、最初に受けた通報では「コンテナから出火」という内容で、何が燃えているのか理解していなかった。ポンプ車など4台で現場に到着すると、問題のコンテナからパチパチと発火音がしていた。

コンテナ内に人がいないのを確認して「消火のためポンプ車から2~5分間放水」した。次第に燃えているのは化学物質かもしれないとの疑念が湧いたが、化学物質の消火に用いる砂を準備していなかった。火勢が強くなり逃げたが、最初の爆発で倒れているうちに2度目の爆発が起きた。消火作業開始から約30分間の出来事だった。

これまで中国メディアに複数の消防士が放水の事実を認めているほか、現場に行った警官も何が燃えているのか知らされていなかったと明かしている。

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