2019年9月20日(金)

日本の研究者にイグ・ノーベル賞 「雌雄逆転」の虫発見

2017/9/15 18:40
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【ケンブリッジ=共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が14日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。ブラジルの洞窟に生息する昆虫の雌に、雄のような形状の交尾器(性器)があることを発見した吉澤和徳・北海道大准教授(46)や上村佳孝・慶応大准教授(40)ら4人が生物学賞を共同受賞した。

日本人のイグ・ノーベル賞受賞は11年連続。吉澤さんは共同通信に対し、受賞は光栄だとした上で「研究の視点にひねりがあるわけでなく、材料の面白さが評価されたと思う。めちゃくちゃうれしい」と喜びを語った。

体長3ミリほどの昆虫「トリカヘチャタテ」の雌は細長い交尾器を持ち、交尾の際は雄の体内に入れて根元にあるとげで雄を拘束する。交尾時間は40~70時間。雌は交尾器の中の管を通して雄から精子と栄養を受け取るという。受精後の卵は砂の中に産むとみられる。

吉澤さんによると、食物が少ない洞窟に生息するため、雌は雄にもらう栄養に頼っている。そのため雌の方が交尾に積極的になり、交尾器の構造の逆転を促した可能性がある。

このほか、英国の研究者は「老人男性の耳が大きい理由」を調べて解剖学賞を受賞。一卵性双生児に自分ときょうだいの写真を見せ「多くが外見ではお互いを見分けられない」と実証したイタリアなどの研究者は認識科学賞を受賞した。

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