2019年2月16日(土)

英、改修高層住宅を一斉点検へ ロンドン火災受け

2017/6/15 13:05 (2017/6/15 19:37更新)
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【ロンドン=共同】ロンドン西部の高層住宅火災で、警察当局は14日、12人の死亡を確認したと発表した。死者数は増える見通し。カーン市長は連絡のつかない人が多数いると明らかにした。負傷者は78人で、うち18人が重体。建物倒壊の危険性はないという。ロンドン消防局は15日、建物がほぼ鎮火したと明らかにした。

火災が起きた建物は24階建てで、低所得者層など向けの公営住宅。約120室あり400~600人が住んでいた。英メディアによると高さ約68メートル。1974年に建てられ、昨年、大規模な改修工事を行った。英内務省のハード閣外相(警察・消防担当)は14日、同様に大規模改修を行った高層住宅について一斉点検を実施すると明らかにした。

メイ首相は「(火災から)学ぶべき教訓があるならば学び、行動を起こす」と明言した。

警察幹部は、建物内に生存者はいないとの見方を表明。カーン市長は生存者の救助から遺体収容の段階に入ったとの認識を示した。

英メディアによると発生から丸1日たった15日未明の段階でも建物内部で一部、炎が上がっている。

高層住宅は昨年、1千万ポンド(約14億円)をかけ、外壁や暖房システムなどの大規模改修を終えたばかりだった。ハード氏は一斉点検について、住民に安心を与えることが目的と指摘。地元行政当局や消防と共に、点検対象の高層住宅を洗い出すという。

地元自治体の委託を受けて高層住宅の管理を行っていた管理機関は14日「火災の原因や、何が火災を拡大させたかを推測するのは早過ぎる。われわれは原因を確定させるため、関係当局に全面的に協力する」との声明を出した。

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