2019年1月24日(木)

斎藤一の写真見つかる 新選組生き残り、53歳当時

2016/7/15 12:26
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江戸時代末期に新選組の幹部として活動し、明治維新後も生き残った斎藤一について、明治30年の1897年に妻や息子2人と共に撮影した写真が残されていたことが15日、歴史研究家のあさくらゆうさん(47)や子孫らへの取材で分かった。

斎藤は残された史料や写真が非常に少なく謎が多い人物とされており、これほど鮮明な写真が見つかるのは珍しい。

維新後に藤田五郎と名乗った斎藤を巡っては、西南戦争で政府側に従軍し、警視庁にも勤務したことなどを示す恩給関係の史料が国立公文書館に保管されていたことが昨年判明している。

撮影当時、斎藤は53歳で、東京高等師範学校(現筑波大)に勤務。家紋が入った羽織はかま姿で脚の上に帽子を置いて、同じく着物姿の妻、トキヲと並んで手前のいすに座り、その後ろには軍服姿の長男の勉と着物姿の次男の剛が立っている。

斎藤が住んでいた東京・本郷にある「写真師 中黒実」のスタジオで撮影したとみられ、卵白を原料に使った縦約14センチ、横約10センチの鶏卵紙にプリントされている。

台紙の表には、毛筆で「明治卅年十一月十四日写之」「藤田勉卒業ニ付一家写真」と記載。勉は約2週間後に陸軍士官学校を卒業しており、家族の記念写真だったことをうかがわせている。

写真は昨年秋、斎藤につながる家系を持つ関係者宅の蔵を整理した際に発見され、斎藤のひ孫に当たる男性(69)に贈られた。男性は「関東大震災や戦災も逃れて、よく残っていてくれた。威厳のある姿を一人でも多くの人に見てもらい、斎藤一という人物をよく知るきっかけになってほしい」と話している。〔共同〕

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