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天皇陛下「深い反省」 終戦70年、遺族ら6500人が参列

(更新)

戦後70年の節目となる「終戦の日」の15日、政府は全国戦没者追悼式を日本武道館(東京・千代田)で開催した。天皇、皇后両陛下や安倍晋三首相ら約6500人が参列し、戦没者約310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。天皇陛下は追悼式のお言葉で初めて「さきの大戦に対する深い反省」に言及し、「戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願う」などと述べられた。

追悼の対象は、戦争で亡くなった軍人・軍属約230万人と民間人約80万人。式典では正午から参列者が1分間、黙とうした。

安倍首相は式辞で「皆様の尊い犠牲の上に、子、孫たちは平和と繁栄を享受しています」と戦没者への哀悼の意を表明。「歴史を直視し、常に謙抑を忘れない。戦争の惨禍を繰り返さず、今を生きる世代、明日を生きる世代のために国の未来を切りひらいていく」と誓った。

陸軍兵だった父をニューギニア島で亡くした野間征子さん(73)=大阪府松原市=が戦没者遺族を代表し、「平和のありがたさ、命の大切さを次世代に伝え、再び悲惨な戦争を繰り返すことなく、世界の安定平和に向けて努力をすることを誓う」と追悼の辞を述べた。

終戦から70年がたち、遺族は高齢化している。厚生労働省によると、追悼式に参列予定の遺族のうち戦没者の妻は14人(0.3%)で、10年前の10分の1以下に減った。子供が59.1%、孫は5.8%。参列者のうち20%が戦後生まれだ。

参列者の最高齢は、陸軍兵だった夫がビルマ(現ミャンマー)で戦死した京都市の松岡せいさん(100)。最年少は曽祖父が沖縄本島で戦死した沖縄県の宮城天音ちゃん(3)。遺族の高齢化が進むなか、戦没者のひ孫世代となる9~17歳の男女6人も初めて青少年代表として献花した。

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