「安全確保できるのか」 フランスに向かう日本人観光客ら

2015/11/14 22:01
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日本国内の空港では、フランスへ向かう観光客らが「安全は確保できるのか」などと不安を漏らした。テロの発生前にフランスを出発して帰国した人たちは「現地の状況がつかめない」と表情を曇らせた。

羽田空港の出発フロアでは、日本とフランスを結ぶ便が国内に引き返したり、着陸予定とは別の欧州の空港に着陸したりする恐れもあるというアナウンスが流れた。出張でフランスを経由する静岡県掛川市の会社員、箕浦智之さん(31)は「何が起きるか分からず、恐ろしい。安全は確保できるのだろうか」と声を震わせた。

夫や子供と一緒に宮崎県日南市へ帰省していたフランス北西部在住の山路真樹さん(37)は「子供が一緒なので、とにかく気を付けたい」。ロビーでは、搭乗前に深刻な表情でテレビのニュース番組を見る人の姿も多くみられた。

テロ発生2時間前にシャルル・ドゴール空港を飛び立ち、帰国した神奈川県秦野市のパート、武田彰子さん(61)は「テロについては機内アナウンスもなく、今初めて知った。旅行中にお世話になった人たちが無事だといいが」と驚いた様子。

パリからの出張帰りという横浜市の男性(56)も「取引先に被害はないと思うが、まだ現地の状況がつかめていない」と心配そうに語った。

成田空港では、姉妹で欧州を周遊観光する計画だった福岡県飯塚市の女性会社員(57)が出国手続き後に旅行会社からツアーの中止を知らされ、「やっと姉妹そろって休暇が取れたのに悲しい」と残念そうに話した。

恋人に会うためパリに向かった東京都三鷹市の女性会社員(28)は「早朝に彼から電話があり、無事だったことが分かって良かった。テロ事件のあった地区はごく普通の場所だったのに」と緊張した面持ちで述べた。

夫婦でパリなどを巡るツアーに参加する埼玉県北本市の会社員、松嶋秀子さん(53)は心配そうな表情を浮かべながらも「添乗員がベテランで現地をよく知っている。とりあえず大丈夫だと思う」と話していた。〔共同〕

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