5大学にサイバー攻撃 愛媛大や福岡大、アドレスなど流出
愛媛大や福岡大など国私立5大学のウェブサイトがサイバー攻撃を受け、メールアドレスやコンテンツを管理するためのID、パスワードなどが流出する被害があったことが14日、各大学への取材で分かった。
愛媛大によると、10日以降、大学のイベントなどを知らせるメールマガジンに登録していた366件のアドレスがリンク先としてツイッターに投稿された。山梨大は、サークル活動を紹介しているウェブサイトのデータベースが被害に遭い、詳しい状況を確認中としている。
福岡大には、法学部のサイトが攻撃を受けていると13日に外部から指摘があった。IDや暗号化されたパスワードがネット上に流出。サイトの改ざんはなかったが、コンピューターウイルスが埋め込まれている可能性もあり、安全が確認できるまでサイトを停止した。「プログラムの一部に脆弱性があった」と説明している。
摂南大(大阪府)は、ウェブサイトの新着情報を管理するアカウントの一覧が抜き出され、ツイッターに掲載された。文化学園大(東京都)の担当者は「過去のニュースとトピックを管理するサーバーが攻撃を受けた」と説明した。〔共同〕