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センター試験、寒波の中いざ本番 57万人挑む

入試シーズンの幕開けを告げる大学入試センター試験が14日、全国691の会場で始まった。北日本から西日本までの日本海側を中心に大雪や猛吹雪になるとして気象庁が警戒を呼び掛けるなか、受験生の多くは早めに会場に到着。それぞれの夢を胸に、2日間の試験に臨んだ。

センター試験は14日に地理歴史・公民、国語、外国語を実施。15日には理科と数学が行われる。

大学入試センターによると、大雪に伴う列車の遅れなどの影響で、14日正午時点で新潟県などの9会場で試験開始時間を繰り下げる対応が取られた。志願者2千人超に影響が出た。

試験場単位で60分繰り下げたのは、新潟県長岡市の長岡技術科学大(志願者1277人)、同県加茂市の新潟経営大(同389人)、新潟市の日本歯科大(同338人)の3会場。このほか新潟市の新潟大と新潟青陵大、岐阜市の岐阜大、福島市の福島大などの6会場では別室受験の措置が取られた。

全国の志願者は前年比1万2199人増の57万5967人。内訳は高校などを今春卒業予定の現役生が同9507人増の47万1842人(全体の81.9%)、浪人生が9万9118人(同17.2%)などとなった。現役生に占める志願者の割合(現役志願率)は43.9%で過去最高だった。

センター試験を利用する四年制大学は694校で過去最多を更新した。国立82校、公立86校の全校のほか、私立は全体の約9割に当たる526校が参加。短大は154校(公立15校、私立139校)が利用する。

大学入試センターは今月18日に平均点の中間発表、20日に得点調整の有無の発表、2月2日に平均点の最終発表を行う予定。

14日午前8時、東京大の本郷キャンパス(東京・文京)では開門と同時にコートやマフラーを着込んだ受験生が緊張した面持ちで正門をくぐり、受験票を片手にそれぞれの会場を目指した。

雪による交通機関の乱れが心配されたが、この日の東京は晴天。開場30分前に到着した埼玉県草加市の高校3年の男子生徒(18)は「朝5時半に起きた。到着はちょっと早すぎたけれど心に余裕を持って試験に臨める」と安心した表情を見せた。

東京都板橋区の高校3年、杉山紗弥佳さん(17)は「生態系について学び、将来は研究者として地球規模の環境問題に取り組みたい」と話す。「長時間の戦いだが、もう1枚コートを持って来た。寒さ対策もばっちり」と笑顔を見せた。

新潟市は吹雪に見舞われ、受験生は足元に気を付けながら続々と会場の新潟大に入った。自宅から歩いてきたという高校3年、中村優汰さん(18)は「余裕を持って家を出た。寒いけど全力でがんばりたい」と話した。

名古屋大の東山キャンパス(名古屋市千種区)でも朝から雪が降る中、受験生が会場に向かった。

愛知県知立市の高校3年の男子生徒(18)は大雪による交通機関の乱れなどを心配し、前日夜は名古屋市内のホテルに一泊したという。「緊張している。子供が好きなので、将来は保育士になりたい」と話した。同県小牧市の女性(19)は「想像以上に雪が降って驚いた。ブーツを履いてきてよかった」と安堵の様子。

粉雪がちらついた京都大(京都市左京区)でも雪に備えた受験生が目立った。関西学院大社会学部を志望する京都市西京区の女子生徒(17)は「予定より30分ほど早めに家を出たので眠いです」とまぶたをこすっていた。

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