2018年5月23日(水)

大型ティラノサウルスの歯発見 国内初、全長推定10メートル

2015/7/14付
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 福井県立恐竜博物館(勝山市)と長崎市は14日、長崎市にある約8100万年前の白亜紀後期の地層から、ティラノサウルス科の歯の化石2つが見つかったと発表した。歯の厚さや地層の時代から大型種のものとみられ、全長は推定10メートル。恐竜博物館によると、ティラノサウルス科の大型種の化石が発見されたのは国内では初めて。

 恐竜博物館の宮田和周主任研究員は「日本最大の肉食恐竜だと思う。長崎市ではほかの化石も見つかっており、様々な恐竜が生息していたことを再確認した」と話している。

 同博物館によると、2つの歯は2014年5月に、同じ場所で見つかった。同一個体かどうかは不明。保存状態が良いものは先端から歯根部の高さが8.2センチ、厚さは2.7センチで水平の断面がふくらみのある楕円形となっている。こうした形状や大きさがティラノサウルス科の特徴と一致、左下の顎の歯とみられる。

 もう一つの歯は欠損があったり、変形したりしていたが、完全な形だったら保存状態が良い歯より大きい可能性がある。

 ティラノサウルス科の恐竜は白亜紀後期の後半(約8300万年~約6600万年前)の北米とアジアで生息。小さなもので全長5メートルあり、10メートルを超える種もある。

 原始的な種類も含めた「ティラノサウルス上科」の化石は石川県白山市、兵庫県丹波市、福島県広野町などで見つかっているが、大型種はこれまで国内で発見例がなかった。

 今回発見された化石は17日から長崎市科学館で実物を、恐竜博物館で複製を展示する。〔共同〕

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