幻のひばりさん映画、神戸で発見 「東京キッド」以前の姿

2016/6/14 11:11
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歌手の故美空ひばりさんが10代前半で出演した映画のフィルムが神戸市の資料館で見つかった。出演が知られていなかった"幻の作品"で、専門家は「スターに駆け上がる前夜の姿を知ることができ貴重」と注目する。

映画は1950年6月公開の「南海の情火」(高木孝一監督)。撮影時期は不明だが、ひばりさんが12歳のころとみられる。

ひばりさんは、主人公の男女がのど自慢大会を見物する約40秒のシーンに登場。ひばりさん演じる大会の出場者は、同年に発売された「涙の紅バラ」を歌う。スタンドマイクの前に立ち、バンドの演奏に合わせて美声を披露している。

フィルムが見つかったのは神戸市長田区の神戸映画資料館。長年フィルムの収集を続けている館長の安井喜雄さん(67)が、約40年前に購入した。当時は内容を確認しておらず、ひばりさんの出演は明らかになっていなかった。約1年半前から保管していたフィルムを精査。今年1月に出演が確認された。

日本映画史に詳しい神戸大大学院の板倉史明准教授は「ひばりさんを大スターに押し上げた50年9月公開の主演映画『東京キッド』以前の作品だが、落ち着いたパフォーマンスが印象的だ」と指摘している。〔共同〕

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