国道6号の通行制限解除 福島の「帰還困難区域」

2014/9/15付
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福島県沿岸部を縦断し、東京電力福島第1原発事故に伴う「帰還困難区域」で通行が制限されていた国道6号について、政府は15日、全ての自動車が通行できるよう制限を解除した。国道6号全線で車の通行が可能となるのは原発事故で通行が制限されて以来、3年半ぶり。バイクや歩行者などは引き続き通行できない。

国道6号は原発事故後、通行が制限された区間を挟んで南北に分断され、許可のない車両は大きく回り道することを余儀なくされた。今回の解除で物流や住民の交流が活発化し、復興につながると期待される。

一方で人の出入りや交通量の増加により犯罪や交通事故が増えるのではないかとの懸念が住民や周辺の自治体から出ている。

帰還困難区域は、年間被曝(ひばく)放射線量が50ミリシーベルトを超える地域が指定されている。今回、解除されたのは福島県双葉町―富岡町の約14キロの区間で、除染や道路の補修が完了したことなどから、政府が解除を決めた。

同区間の除染後の空間放射線量は平均で毎時3.8マイクロシーベルト。除染前と比べ2~3割程度低減した。帰還困難区域を含む避難指示区域を通過する場合、被曝線量は推計で約1.2マイクロシーベルトになるという。〔共同〕

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