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iPSから神経細胞、1週間で作製 慶大

慶応義塾大学の洪実教授と柚崎通介教授らはさまざまな細胞に育つiPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)から、神経の細胞を1週間で素早く作る手法を開発した。神経細胞への成長に関わる遺伝子を制御する5種類の物質を組み合わせた。大量の神経細胞を簡単に作れるため、再生医療や神経の病気の治療薬研究などに役立つとみている。

研究チームは遺伝子の働きを制御する伝令RNA(リボ核酸)の中から、神経細胞が効率よくできる組み合わせを見つけた。人工合成した伝令RNAをiPS細胞などに2~4回加えるだけで、1週間で90%以上が神経細胞に育つという。

作製した神経細胞はネットワークを形成し、電気信号に反応するなど通常の神経と同じ働きを持つことを確かめた。従来も複数の物質を加えて神経細胞を作っていたが、できるまでに数週間から1カ月以上かかり、複雑な作業も必要だった。

全身の筋肉が衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)などの患者から作ったiPS細胞を数多く神経細胞に育てることで、発症の仕組みなどに迫れると期待している。

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