2019年9月23日(月)

エスカレーター転落防止、防止板・手すり有効 国が指針策定へ

2017/6/14 13:06
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東京都港区で2009年に起きたエスカレーターからの転落死亡事故を受け、国土交通省の建築物等事故・災害対策部会は14日までに、転落防止板や誘導手すりなどの設置が転落防止に有効だとする報告をまとめた。社会資本整備審議会の答申を得て、国交省がガイドラインを策定する。

事故は09年4月、東京都港区の商業ビルで発生。2階下りエスカレーターの乗り口近くにいた男性会社員(当時45)が手すりベルトに接触し、体を後方に引っ張られて吹き抜け部分から転落した。15年に消費者安全調査委員会(消費者事故調)が予防策の必要性を指摘していた。

国交省部会の報告は、(1)子どもが多く利用する建物の場合、不測の行動やいたずらによって事故が起こるリスクがある(2)高低差が大きい吹き抜けに面する場合、重篤な事故が発生するリスクがある――などと指摘。

転落防止板や乗り口を誘導する手すりの設置といった物理的対策と、サインの表示や音声案内の活用といったソフト対策を提示した。高低差の大きいエスカレーターは設置場所を配慮するなど建築計画での対策も有効とした。

一方、通常の使い方で事故が起きうるとは言えず、法令で対策を規定すべきとは言えないとした。

国交省の集計によると、エスカレーター側面からの転落事故は02~16年に東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫の6都府県で計9件あり、3人の死亡が確認されている。〔共同〕

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