2019年5月26日(日)

給食に「毎回ご飯」、最多の2219校 文科省調査

2015/2/13付
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給食に毎回米飯を出している小中学校などは、2013年度で全国の2219校(前年度比63校増)に上り、過去最多を更新したことが13日、文部科学省の調査で分かった。地元のコメを提供して地産地消につなげたり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録を機に、献立を和食に見直したりする動きが各地で広がっているようだ。

13年5月時点の調査によると、主食とおかず、牛乳がそろった「完全給食」を実施したのは、国公私立の小中学校など約3万校で91.5%。このうち全て米飯の学校は、7.3%と過去最高だった前年の7.1%を上回った。文科省が米飯給食の目標としている「週3回」以上の学校は95.0%を占めた。

千葉県南房総市は小中学校全15校で、11年度から全て米飯の給食に切り替えた。コメは全て同市産を使用し、地元の野菜や海産物を使った和風のおかずを提供している。市教委は「食文化を継承する大切さを重視した。地元の食材への関心も高めてほしい」と期待する。

静岡県三島市では10年度から、小学校の調理場に炊飯器を置くなどして、炊きたての地元産のコメを給食で出している。児童には好評といい、給食を残した割合を示す「残食率」は、07年度の4.5%から1.5%(12年度)に減った。市担当者は「帰宅後の間食が減り、肥満抑止にもつながっている」と話す。

戦後、学校給食の主食はパンが中心だったが、文科省は1976年、食料自給率の向上などの狙いから米飯も採り入れるよう各地に通知。85年には「週3回程度」とする目標も示した。同省は「伝統的な食習慣を育むため、米飯給食をさらに推進したい」としている。

和食ブームの影響も広がる。無形文化遺産への登録を受け、京都市は「世界に誇れる京都の食文化を子供達に知ってほしい」(市教委)と、今年6月から週4回だった米飯給食をさらに増やし、和食の献立を現在の6割から7割に拡充する予定だ。

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