サンショウウオ生息域、水分析で判別 神戸大が開発

2015/2/13付
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 川の水に含まれるふんや皮膚の粘液のDNAを分析し、国の特別天然記念物のオオサンショウウオと外来種のチュウゴクオオサンショウウオの生息域を見分ける手法を神戸大の源利文特命助教(生態学)のチームが開発し、英科学誌電子版に13日発表した。

 チュウゴクオオサンショウウオの野生化や在来種との交雑問題が表面化している地域があるが、両者は見た目では区別しにくい上、希少種で夜行性のため捕獲しての生息調査は難しかった。

 源さんは「捕獲せずに、広い範囲の生息実態を迅速に推定できる。外来種の侵入エリアの特定に役立ちそうだ」と話す。

 判別手法は川の水を4リットル採取し、ふんや粘液に由来するDNAが含まれているかを分析。オオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオがそれぞれ持つ固有のDNAを検出することで、生息の有無を推定する仕組み。

 チームは2012年9月~13年6月、外来種が問題化している京都の鴨川のほか、近くの桂川など37地点で調査。オオサンショウウオは17地点、チュウゴクオオサンショウウオは1地点、両方のDNAを検出したのは8地点、いずれも検出されなかったのは11地点だった。

 捕獲調査で知られていた生息域とほぼ一致したが、一部では、外来種の侵入が報告されていなかった地点でもチュウゴクオオサンショウウオのDNAが検出された。〔共同〕

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