ファン「おかえり」「歴史変えた」 ラグビーW杯日本代表帰国
「エディージャパンありがとう」。ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で善戦した日本代表が13日、羽田空港に帰国した。空港には優勝候補の南アフリカを破るなど世界の注目を集めた「桜の戦士」を一目見ようと多くのファンが詰めかけた。

「おかえり」「お疲れさま」。午後3時すぎ、リーチ・マイケル主将(27)を先頭に選手らが到着ロビーに姿を現すと、ファン数百人から大きな歓声が上がった。選手らは試合や長旅の疲れも見せず、笑顔を浮かべながら手を振って応じた。
ラグビー部の中学生の息子と全試合をテレビ観戦した神奈川県鎌倉市の女性(45)は「8強の目標は果たせなかったが、3勝はすごい結果。選手たちは胸を張ってほしい」と語った。
東京都新宿区の竹内方和さん(39)は「日本ラグビーの歴史を変えた。南アフリカ戦の最後の逆転トライは本当に興奮した」と振り返り、今大会で退任が決まっているエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチには「日本を強くしてくれて感謝の気持ちしかない。いつでも日本に戻ってきてほしい」と話した。
「W杯を機にラグビーの魅力に目覚めた」という東京都内の公務員の男性(24)は「大柄な選手に勇敢にタックルしていく日本選手の姿に感動した。外国人が日本代表として戦う姿も他の競技にはない魅力」と語った。