2019年6月24日(月)

パーキンソン病を画像診断 マウスの脳観察、早期発見に道

2015/8/13付
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手足が震え、体がこわばるパーキンソン病にかかったマウスで、脳の神経活動に異常が出ている領域を磁気共鳴画像装置(MRI)で突き止めたと、東北大と徳島大のチームが英科学誌電子版に発表した。

歩行などの運動障害が出ていない発病初期のマウスを使っており、東北大の小山内実准教授(神経生理学)は「パーキンソン病は症状を見て診断しているのが現状だ。将来、MRIを使った診断が可能になれば、症状が出る前の早期発見につながる」と話している。

小山内准教授によると、パーキンソン病は神経伝達物質のドーパミンが減少して発症することが知られているが、ドーパミンが減ると脳内でどのような神経活動の変化を引き起こすのか、よく分かっていなかった。

実験では、薬で発病させたパーキンソン病マウスの脳をMRI画像で観察した。その結果、視覚や聴覚などの情報を大脳へ伝える「視床」や、運動を制御する「線条体」と呼ばれる部位で、正常なマウスと比べて神経活動が活発になっていた。ドーパミンの減少などが影響し、視床や線条体の神経活動に異常が生じたとみられるという。〔共同〕

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