深海魚と地震は無関係 東海大検証、場所一致わずか

2017/7/13 9:58
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 大きな地震の前兆のように語られることがある深海魚の捕獲や沿岸への打ち上げについて、地震とは無関係とする検証結果を東海大などのチームが13日までにまとめた。過去20年分の深海魚の目撃と地震発生の関連を調べたが、場所が一致した例はほとんどなかった。

 東海大の織原義明特任准教授(固体地球物理学)は「深海魚の目撃は、地震の前触れ情報として防災や減災に役立つ手段にはならない」と話している。

 チームは地方新聞の記事や水族館の情報を基に、1992年1月1日から2011年3月11日にリュウグウノツカイやサケガシラなどの深海魚が目撃された101件に注目。内陸の地震などを除き、この期間に起きた震源の深さが100キロより浅いマグニチュード(M)6以上の地震161件と関連を検討した。

 日本の沿岸と周辺海域を「日本海側全域」や「関東・東北地方の太平洋側」など五つの領域に区分。深海魚の目撃と、その後30日以内に発生した地震の領域が重なっているか調べると、一致したのは8%だった。それぞれの領域はかなり広く、範囲をより絞ると一致する割合はさらに下がるため、目撃と地震の関連はないと判断した。

 また深海魚の目撃数は日本海側が9割近くを占めたが、地震は東北地方の太平洋側や南西諸島で多く、関連は見いだせなかった。目撃は冬から春に多いが、地震の発生は季節に関係なかった。〔共同〕

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