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うぐいす嬢、セクハラ受難 選挙活動で被害相次ぐ

「バスの中で体を触られた」「ブタと呼ばれた」。統一地方選を機に、女性への暴力根絶などに取り組む「女性と人権全国ネットワーク」(東京)が、アナウンスなどで選挙活動に関わる女性へのセクハラ・パワハラ被害を明らかにしようと呼び掛けたところ、全国から31の事例が寄せられた。中には「性的暴行被害に遭った」との深刻な事例もあった。

同ネットワークの佐藤香共同代表は「選挙期間中は当選を目指して一致団結が求められ、被害を訴え出ても『我慢しろ』『和を乱すな』と、無かったことにされてしまうことがある」と指摘している。

選挙活動をめぐるセクハラ被害はこれまでも報告されていたため、同ネットワークは安全な選挙活動を考える契機にしようと、4月から5月中旬にかけてメールで事例を募集した。

候補者本人が加害者になったのは8事例で、「選挙活動に使うバスの中で体を触られた」「『ブタ』といった侮辱的なニックネームで呼ばれた」など。

ある女性は、セクハラ被害に遭いながら、加害者である候補者の「良いところ」をうぐいす嬢として一日中宣伝し続ける苦痛を、「自分の魂を裏切り、自分の宣伝を聞く町の人もだましている気がした」と訴えた。

運動員や支援者、秘書などが加害者になったのは23事例。

運動員から性的暴行被害に遭った女性は、時間がたってようやく周囲に打ち明けたが、「ほかにもいるうぐいす嬢の中から選ばれたのだから、光栄だと思え」と言われたという。当選を祝う宴会で、ずっとお酌をさせられた事例もあった。

佐藤さんは「加害者の報復や給料の減額を恐れ、周りに打ち明けられなかった女性もいた。被害を無くすため、選挙管理委員会や各政党でも、ルール作りをすべきではないか」と話している。〔共同〕

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