旅行会社レックスロードを捜索、無登録営業の疑い 警視庁
東京都新宿区の旅行会社「レックスロード」に代金を支払ったのに航空券が届かないと東京都に苦情が相次いでいる問題で、警視庁保安課は13日、無登録で旅行業を営んだとして、同社や千葉県の男性社長(49)の自宅など計4カ所を旅行業法違反(無登録営業)容疑で家宅捜索した。
保安課によると、レックス社は1998年に旅行業登録したが、昨年10月に有効期限が切れ、今年1月に東京都や観光庁に旅行業の事業廃止を届け出ていた。
捜索容疑は4月14日~7月7日、旅行業の登録をせずに女性客2人から電話やインターネットで航空券4枚の注文を受けた疑い。2人は代金を支払ったが、航空券は届かなかったという。
東京都消費生活総合センターには今月9日までに、レックスロードに代金を支払ったにもかかわらず航空券が届かないといった相談が計61件寄せられている。
保安課は今後、社長から任意で事情を聴くなどし、詐欺容疑も視野に捜査する方針。