福島の子供にドングリ寄付 筑波大生ら「自然に触れて」

2015/12/12 21:39
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 筑波大(茨城県つくば市)の学生らが、東京電力福島第1原子力発電所事故後、福島県の子供たちへ学内で拾ったドングリを贈り続けている。放射線による影響を案じて屋外の活動を制約している保育園もあり、「自然に触れられる機会を」との思いからだ。

 企画したのは筑波大の臨床心理士、鈴木吏良さん(43)。沿岸部の被災者らの心のケアを通じて親しくなった福島県南相馬市の保育士、佐藤里美さん(48)に「お土産は何がよいか」と尋ねた際、「ドングリ」と言われたのがきっかけだ。

 2013年秋、鈴木さんは講師を務めていた災害精神支援学講座を受講する学生に、ドングリを集めるよう呼び掛けた。集まった大量の実は凍らせて殺虫処理した後、カビの発生を防ぐために水滴を取って乾かした上で、佐藤さんの求めに応じ沿岸部の支援団体に随時、届けてきた。

 今年は、佐藤さんが4月から勤め始めた南相馬市立原町あずま保育園の園児たちがクリスマスリースやサンタの人形などを作るのに使った。鈴木さんは「遠くからでもドングリを通じて、一緒に向き合っていきたいという思いを伝えられる。これからも続けたい」と話している。〔共同〕

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