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ジカ熱、小頭症起きないマウスも ブラジル大が実験で確認

【ワシントン=共同】妊婦が感染すると胎児に小頭症を引き起こす恐れがあるジカ熱は特定のマウスでは母子感染が起きないとする研究結果を、ブラジル・サンパウロ大などのチームが11日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

このマウスは抗ウイルス作用があるインターフェロンの分泌量が比較的多く、これが関係している可能性があるという。

マウスには、近親交配によって個体ごとの差を小さくした「系統」がある。チームは、妊娠10~13日の母マウスにジカ熱の原因ウイルスを注射。「SJL」という系統のマウスでは、生まれた子に脳の神経細胞が少ないなど、小頭症と判断される特徴があった。しかし「C57BL/6」という系統では、小頭症の子は生まれず、ウイルスが母体と胎児をつなぐ胎盤を通過した形跡もなかったという。

小頭症となった子マウスの神経細胞では、タンパク質を細胞質内で分解する「オートファジー(自食作用)」や自ら死んでいく「アポトーシス(細胞死)」を起こす遺伝子の働きが乱れていた。

また神経細胞の前段階の神経前駆細胞を人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作り、ウイルスを感染させると細胞が死ぬことを確認。チームは「ジカウイルスが小頭症を引き起こすことを証明した」としている。

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