シャルレMBO株主訴訟、元社長らの賠償確定
婦人下着販売のシャルレのMBO(経営陣が参加する買収)の失敗で会社に損害を与えたとして、男性株主が林勝哉元社長らに損害賠償を求めた株主代表訴訟で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は11日までに、株主側の上告を退ける決定をした。9日付。元社長ら2人に約1億2千万円の支払いを命じた二審・大阪高裁判決が確定した。
二審判決はMBOが頓挫して無駄な費用が生じたと認定。その上で賠償額は「MBOの公正が疑われ、検証・調査のために支出を余儀なくされた費用に限られる」として、一審よりも約7700万円減額した。
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